コラム
2019年01月30日

外装リフォームは家を守るのに必要!費用やリフォームの注意点などを紹介

「外装リフォームって必要あるの?」というご質問をよくいただきます。確かに外装がボロボロになって見た目が気になってしまうことを補修する以外は、一見必要ないように見えます。しかし外装をリフォームすることは、大切なお家を守るために必要なことなのです。

外装リフォームがなぜ必要なのかをはじめ、リフォームの費用、注意点についても紹介していきます。外装リフォームに関して気になっている方や視野に入ってない方も、ぜひ参考にしてください。

外装リフォームで大切なお家を守ろう

雨漏りや外壁が壊れたなど、目に見えてリフォームが必要な状態にならなかったとしても、「およそ10年」で外装リフォームを行うことをおすすめします。外装は天候や気温など外からの影響を直接受けるため、劣化するのが早い場所です。外装が劣化すると家の温度が保てなくなり生活しづらくなったり、防水性が低くなり雨漏りが発生したりと、様々な面で悪影響を及ぼします。

「雨漏り」というと、「室内に水が垂れてくる」というのをイメージすると思いますが、実はその状態の時点で末期と言えます。家の中に溜まりに溜まった水が、室内に流れてきたことになるからです。屋根から水が入ってくるのもそうですが、実は外壁からも水が入ってきてしまうのです。

見た目はそんなに劣化していないように見えても、防水性が落ちた外装のままだとお家を腐らせてしまうことになります。そうならないためにも、定期的な外装リフォームはが必要になるのです。

外装リフォームの費用・工事期間やリフォームの際の注意点

外装リフォームには主に「外壁」と「屋根」があります。それぞれの費用や工事期間、リフォームの際の注意点を紹介していきましょう。

なお、工事するときの外装の状態や工事する内容によって費用や工事期間が違ってくるため、詳細は事前にリフォーム会社に確認しておきましょう。(今回提示する金額は、あくまで一般的な相場であり、弊社の金額ではないことをご了承下さい)

「外壁」のリフォーム

費用

外壁リフォームの費用の目安は「約20~300万円」です。金額の幅が広いのには理由があり、外壁リフォームは「補修」「塗装」「新調」の三種類があるためです。

「補修」はヒビ割れや剝離の補修などで、「約80万円未満」になります。「塗装」は高圧洗浄やペンキ塗りなどで、「約80~150万円」になります。また「新調」は古い壁を撤去し、新しい壁に張り替えることを指し、「約150~300万円」になります。

工事期間

外壁リフォームの工事期間の目安は、「約1~4週間」になります。こちらも幅が広いのは、外壁は外の工事で天気・季節に左右されるからです。夏であれば塗装が乾きやすいですが、冬は乾きにくい傾向にあります。

注意点

外壁リフォームは「工事が完了したら終わり」ではありません。塗装が剥がれてしまった、サビが目立ってきたなど、工事後のトラブルが起きやすいもの。そのため、工事後の保証があるか、またどこまで保証されるかを、契約前にしっかりチェックしておきましょう。

「保証が付いてたから」といった時点では安心せず、保証は書面で受け取って内容を説明してもらう、また保証書を必ず受け取ってしっかり確認することを徹底しましょう。

「屋根」のリフォーム

費用

屋根リフォームの費用の目安は「約40~60万円」です。こちらは屋根塗装の金額の目安となり、使用する塗料によって金額が変わってきます。塗料は「色」によって金額が違うのではなく、「耐久年数」の違いになります。

安い塗料は1度にかかる費用は抑えられるものの、耐久年数が短いため、また塗り替える必要が出てきます。1回の費用だけでなく、塗り替え回数まで含めて選択しましょう。

工事期間

屋根リフォームの工事期間の目安は、「約1~4週間」になります。幅が広いのは外壁リフォームと同様、外の工事になり、天気に左右されるためです。

ちなみに、屋根の下地に問題がなければ現在の屋根の上から新しい屋根を施工する方法があり、その方法でリフォームするなら「約3~5日」でできます。

注意点

とくに「スレート瓦」を使った屋根に対しての注意点です。スレート瓦で作る屋根は、水が溜まらないように瓦と瓦の間に隙間があります。スレート瓦を塗装した場合、その隙間に塗料が入り込み、乾燥することにより隙間が塞がってしまいます。隙間確保のために塞いだ塗料を切り落とす必要があり、この工程を「縁切り」と言います。

「縁切り」を行わなければ、水が溜まってしまい雨漏りの原因となりますが、中には縁切りがされていない事例も残念ながらあります。そのため、縁切りの作業が含まれてるかを確認し見積書や工程表に記載してもらう、または工事完了後に縁切り済の写真付きの報告書を提出してもらいましょう。

「外壁」と「屋根」のリフォームは一気にするとお得に

外装リフォームは外の工事になり高さもあるため、工事の時は「足場」を組みます。実は「足場」は、それ自体を組むのにも費用がかかってしまうもの。そのため「外壁」「屋根」と別々にリフォームすると、2度足場を組むことになり、2倍費用がかかることになります。まとめてリフォームすることにより1回の工事で済むため、費用を抑えることができます。

 まとめ

外装は見た目だけで判断して放置してしまうと、お家自体を傷めてしまう可能性があります。外装リフォームをした方がよい時期は「およそ10年」となるため、その時期になったらリフォームを検討しましょう。また外装リフォームは専門的なことが多いため、後悔しないためにも、リフォーム会社と納得がいくまで相談しましょう。

「スイコウ」では、外装リフォームは入念な点検をしてから、お見積りをいたします。外装リフォームに関して気になることや、ご希望などがありましたら、お気軽にご相談ください。